P-26 夏季における水路が集落気候形成に及ぼす影響(健康・都市・フィールド,ポスターセッション,研究発表,人間-生活環境系の現在・過去・未来)

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概要

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夏季の都市暑熱環境を緩和するための都市デザイン手法の一つとして、水面の創出が有効であると言われている。そこで本研究では、水路が集落気候形成に及ぼす影響の把握を目的とし、滋賀県東近江市五個荘町金堂集落を対象とした気候観測を2006年の夏季に行った。その結果、夏季における低層木造住宅の集落では集落内外の気温差は日中に最も大きくなり、ヒートアイランドが形成されることを示した。一方、早朝には集落内外の気温差がほとんどなくなった。今回の観測結果では地上高さ90cm程度における気温及び湿度分布に水路の影響はほとんどみられなかった。道路との表面温度の差が最大で32.3℃に及んだ水路には、冷熱源及び冷放射面として暑熱環境緩和の働きが期待できることを示した。
人間-生活環境系学会の論文
2006-12-01

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