P-20 暖房形態が知的生産性に及ぼす影響(ポスターセッションII)

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概要

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本研究は、冬季の家庭内の床暖房を想定した環境(室温20℃、床表面温度27℃)とエアコンを想定した環境(室温23℃、床表面温度20.5℃)における知的生産性への影響を比較した。両環境条件の全身温冷感はほぼ中程度の範囲にあり、条件間では差異は見られなかった。実験課題はパソコン画面上の25個の数字を1から25まで探してクリックするというものであった。1回の作業時間は45分間で、10分間の休憩を挟んで3セッション実施した。その結果、両条件間で比較すると作業量・1試行あたりの平均試行時間・平均エラー数に有意差は見られなかったが、各環境条件で3セッションの推移を検討したところ、床暖房環境では1回目よりも2・3回目の方が作業量が増え、1試行あたりの平均試行時間が短くなっていた。また、エアコン環境条件では平均エラー数が1回目よりも2・3回目でエラー数が増えていて、床暖房環境の方が知的生産性に従事するときの持続性が高いように思われた。
人間-生活環境系学会の論文
2012-11-21

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