C-1 色彩が温熱環境評価に与える影響の時間的変化に関する検討(セッションC)

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概要

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色彩が温熱環境に与える影響の時間的変化について検討するために、過去に行った温熱と色彩を要因とした複合環境評価実験のデータを用いて、実験室入室直後から入室50分後までの温冷感と涼暖感について分析を行った。その結果、青色呈示は入室直後に涼暖感に与える影響が大きく、時間の経過に従ってその影響が減少していく傾向が見られたのに対して、オレンジ色の呈示は入室直後よりもある程度時間が経過してから影響する傾向が見られた。また、温冷感と温熱的快適感によって被験者を分類し、これらの分類と涼暖感の色彩による評定差について検討した結果、温熱的に不快ではないグループでは入室50分後まで色彩の効果が見られたのに対し、不快さを感じているグループでは効果が見られなかった。これは、色彩が涼暖感に与える効果が室温や温冷感よりも温熱的快適感の影響を受けることを示唆している。
2012-11-21

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