P-22 車いす乗車人体と環境との熱交換に関する研究 : その16高温環境における局所冷却効果の体温調節モデルによる検討(ポスターセッション)

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概要

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発汗障害などの体温調節障害を持づ脊髄損傷者が、高温環境において体温の上昇を抑制するための手段として局所冷却を行う場合、身体のどの部位への冷却が効果的であるか、どの程度の冷却を行えば良いのかを体温調節モデルを用いて検討した。脊髄損傷者の中でも重度の障害を持つ頚髄損傷者を想定し、各部位への冷却として等しい面積(頭部体表面積=0.1326[m^2)から等しい熱量(20[W])の除却を行った。また、適切な熱除却量についての検討を行った。その結果、発汗による放熱を期待できない頚髄損傷者では、頭部冷却が最も深部温の上昇を防ぐ効果があることが示唆され、適切な熱除却量は30[W]であった。
人間-生活環境系学会の論文
2010-11-22

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