加速度センサの傾き情報を併用した空中手書き文字認識(一般セッション,実時間処理実空間センシングと環境理解)
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概要
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空中に文字を書く動作の加速度信号から文字を認識する.空中でも文字はある平面に書かれると思われる.しかし,数字の「0」と「6」のように筆記面の加速度信号では識別困難な文字対がある.そこで,筆記具の傾きによって重力加速度成分が変化するペン先方向の加速度信号を傾き情報として利用する.提案法では筆記面の特徴とペン先方向の特徴をマルチストリームHMMでモデル化し,ペン先方向の尤度に重みを付けた.実験結果より,数字の認識では重み0.5の時に,ひらがなの認識では重みが0.4の時に認識率は最大となった.また,一文字毎に重みを調節すれば,筆記面のみで認識した時の誤りのうちの約8割を削減できる見込みを得た.この重みを一文字書く度に推定する手法として,重回帰分析を検討した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-01-16
著者
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