DFT-Precoded OFDMAにおける繰り返し判定帰還チャネル推定を用いたときのDistributed送信と周波数スケジューリングを用いるLocalized送信の特性比較(移動通信ワークショップ)

概要

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本稿では, Discrete Fourier Transform (DFT)-precoded Orthogonal Frequency Division Multiple Access(OFDMA)におけるリソースブロック(RB : Resource Block)ベースのDistributed送信と周波数スケジューリンクを用いるLocalized送信の周波数選択性フェージングチャネルにおける平均ブロック誤り率(BLER : Block Error Rate)特性を比較評価するDistributed送信のLocalized送信に対する主な特性劣化要因であるチャネル推定誤差を低減するために繰り返し判定帰還チャネル推定(IDDCE : Iterative Decision-Directed Channel Estimation)を適用する計算機シミュレーション結果より, fD=5.55Hz程度の低速移動環境では,周波数スケジューリングの大きな利得に起因して, Localized送信はRBベースのDistributed送信に比較して目標BLERを満たすための所要平均受信SNR(Signal-to-Noise power Ratio)を約5dB低減できることを示す.一方, fDが50Hz程度以上の中速一高速移動環境では,逆にIDDCEを適用したRBベースのDistnbuted送信は,所要平均受信SNRを1dB以上低減できることを示す.
2013-02-20