高電位部への送電に適した長ギャップ非接触給電方式の検討(エネルギー変換技術,電池関連技術,一般)

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概要

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電子線照射装置やイオン注入装置などでは,電子やイオンを生成するため,高電位に充電された部位に電力を供給する必要があり,所定の絶縁距離を隔てた空間を非接触で効率良く電力伝送する方式を検討している.提案回路の基本構成はハーフブリッジ回路であり,一次側のコイルに直列に,二次側のコイルに並列にコンデンサを挿入することで,無効電力を補償し,長ギャップでの給電を試みている.受電コイルは絶縁のために静電シールドを施されているが,これによって給電が阻害されるという課題がある.そこで,シールドの形状を工夫し給電の改善を図った.本稿では,送受電コイル単体の場合のギャップ長300mmにおける給電特性,および受電側に静電シールドを設けた場合の給電特性について,実験・検証を行った結果を報告する.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2013-01-17

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