離散階層変調方式を用いたマルチユーザ環境のための無線中継伝送法(無線通信のための信号処理及び一般)
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概要
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本報告では,無線中継局を利用した基地局から2ユーザ端末への下り回線の通信を対象とした,離散階層変調方式を用いた重ね合わせ符号化(SC Superposition Coding)による無線中継伝送方式について検討する提案方式では,2つのユーザ端末宛の異なるメッセージを階層変調方式を用いて3層に重ね合わせたSC信号を形成し,基地局から送信する.ここで,各ユーザの伝送レートの総和,すなわち総レートを最大化するように,送信信号を構成する各層への電力配分を行う従来のユーザ端末毎への無線中継伝送方式と比較して,提案方式によって総レートの改善ができることを計算機シミュレーションによって明らかにする.また,マルチユーザセルラシステムのユーザスケジューリングに提案方式を適用して各無線資源を同時に2人に割り当てることを可能にすることで,ユーザ間の伝送レートに関する公平性や総レートが改善できることを示す.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-01-24
著者
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山浦 寛史
京都大学大学院情報学研究科
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酒井 英昭
京都大学京都大学院情報学研究科システム科学専攻
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山浦 寛史
京都大学京都大学院情報学研究科システム科学専攻
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金子 めぐみ
京都大学京都大学院情報学研究科システム科学専攻
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林 和則
京都大学京都大学院情報学研究科システム科学専攻
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