ヘテロジニアス型コグニティブ無線を適用した公共用移動通信システムのビタビ復号特性改善方策(コグニティブ無線ネットワーク,クロスレイヤ技術)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大ゾーンを利用する公共用移動通信システムのスポット的な圏外エリアを補完し信頼性を向上させるため,本稿は,携帯電話システムに代表される民間の移動通信システムと公共用移動通信システムを組み合わせるヘテロジニアス型コグニティブ無線の検討を行う.本システムは,公共用移動通信システムの端末での通信品質が悪い場合,民間システムから補助情報を得てビット誤り率の改善を目指す.公共システムの誤り訂正符号には畳み込み符号が利用されることから,畳み込み符号のビタビ復号に補助情報を利用する方式を検討する.ここでは,補助情報の利用法から置換方式と追加方式と呼ぶ2種類の方策を検討する.畳み込み符号の性能評価には距離特性がよく利用される.本稿は,置換方式および追加方式を適用した場合の距離特性を算出する方法を示す.距離特性からは理論的なビット誤り率が計算できる.本稿では,この理論的なビット誤り率と計算機シミュレーションによるビット誤り率がSNRの高い領域でよく一致することを確かめた.
- 2013-01-17
著者
-
藤井 威生
警察大学校警察情報通信研究センター
-
森山 雅文
電気通信大学先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター
-
森山 雅文
電気通信大学先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター:警察大学校警察情報通信研究センター
関連論文
- ヘテロジニアス型コグニティブ無線を適用した公共用移動通信システムにおけるビタビ復号の理論解析(地上無線通信,放送技術,通信技術の革新を担う学生論文)
- ヘテロジニアス型コグニティブ無線を適用する公共用移動通信システムの同期取得を兼ねたビット誤り率改善方式の検討(技術展示,製品展示,ソフトウェア無線機,無線ハードウェア技術,国際ワークショップ,一般)
- ヘテロジニアス型コグニティブ無線を適用する公共用移動通信システムの同期取得方策の一検討(無線分散ネットワーク,M2M (Machine-to-Machine), D2D (Device-to-Device),一般)
- ヘテロジニアス型コグニティブ無線を適用した公共用移動通信システムのビタビ復号特性改善方策(コグニティブ無線ネットワーク,クロスレイヤ技術)