弱パネルを有するH形鋼柱・はり接合部の最大耐力評価に関する一研究 : その2 柱はり接合部分解架構の最大耐力

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概要

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筆者等は前報告で、柱・はり接合部全体の耐力(pMu)はパネル板の終局せん断耐力と周辺部材同士の曲げモーメントの直接伝達による局部曲げ耐力の和(pMu=τ_uVp+4M_L)により求められるものと考え、はり試験体の実験を行い極限解析を用いて局部曲げ耐力(M_L)の評価を試みた。しかし、同解析では局部曲げ耐力算定時にフランジ軸方向変形の影響を無視していた。このため、本研究ではフランジ軸方向変形の影響を考慮した接合部全体の崩壊機構を新たに提案するとともに種々のパネル降伏比を有する柱・はり接合部分解架構6体の単調載荷実験を行い、解析結果と比較検討した。また、これまでに行われてきた多くの実験結果に対して、同解析法を適用してその有効性を確認するとともに、軸力の影響を無視した解析法との比較も行った。
一般社団法人日本建築学会の論文
1992-03-20

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