オペレータ共用ピコ基地局のための固定比率リソース交換法(一般,モバイル,アドホック,ユビキタス,無線セキュリティ,マルチアクセス,アクセスネットワーク,UserNetworklnterface, Homeネットワーク,一般)

概要

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ピコ基地局と呼ばれるセル半径の小さい基地局を設置することで,急増するトラヒックのオフロード効果が見込まれる.しかし,各オペレータが個別にピコ基地局を設置し,自オペレータのユーザのみを収容する場合,ピコ基地局のカバーエリア内のユーザが所属するオペレータに偏りが存在するため,収容ユーザ数が十分に確保できないことが考えられる.また,設置コストやスペースの面でも非効率であると考えられ,ピコ基地局の設置台数を小さく抑えることが望ましい.そこで,本稿では,各オペレータが設置したピコ基地局について他オペレータのユーザを収容可能とすることを検討する.他オペレータのユーザを収容するためには,間借りユーザに対してもリソースを割当てることが必要である.しかし,各オペレータが独立にリソース割当を行う場合,間借りユーザにリソースを割当てるインセンティブを持たないため,結果として収容される間借りユーザ数が増えず非効率であると考えられる.そこで,メカニズムデザインを応用することにより,各オペレータが他オペレータのユーザを収容するインセンティブを持つようなリソース制御法を提案する.本稿では,提案法においてユーザ数や回線速度などの制御情報を他オペレータに開示する必要がなく,虚偽申告などの戦略的操作を行う必要がないことを確認する.また,簡単な数値例を用いたスループット特性評価を行い,最大40%程度のスループット改善が得られることを明らかにする.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2012-12-06

オペレータ共用ピコ基地局のための固定比率リソース交換法(一般,モバイル,アドホック,ユビキタス,無線セキュリティ,マルチアクセス,アクセスネットワーク,UserNetworklnterface, Homeネットワーク,一般)

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