2225 梁下面を高靱性セメント複合材料により補修した梁部材の構造性能(短繊維補強コンクリート(構造))
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概要
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本研究の目的は,梁下面の鉄筋およびコンクリートが塩害または中性化等により腐食・劣化した梁を想定し,その梁下面をポリビニルアルコール繊維補強モルタルにより補修した梁部材の構造性能を明かにすることである。試験体は,せん断補強筋比を3水準変動させた補修試験体を3体,比較用の無損傷のRC試験体1体の計4体である。実験の結果,PVA繊維補強モルタルにより梁下面を補修した梁が一体打ちの梁部材とほぼ同等以上の構造性能を発揮するためには,既存部分と補修部分の界面の一体性が重要であることが判明した。また,一体性が確保できれば,一体打ちの梁部材とほぼ同等以上の構造性能が得られることが確認できた。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2005-06-25
著者
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