2053 動的繰返し載荷を受ける鉄筋コンクリート片持ち梁の変形能に及ぼす載荷速度とせん断力の影響(はり)
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概要
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せん断余裕度が同一でも,曲げ降伏時にコンクリートが受ける圧縮応力,横補強筋が降伏した後の変形能は,異なる場合がある。そこで,1/2.5スケールの片持ち梁4対の動的および静的載荷を行い,載荷速度の影響を検討した。動的載荷により曲げ降伏時入力せん断力が10.6%〜14.1%上昇した。耐力低下の開始時の部材角の大きさは,横補強筋の歪度の影響はほとんどみられなく,曲げ降伏時のコンクリート応力が大きくなるほど部材角も大きくなった。圧縮鉄筋は残留歪の影響を受けて,曲げ降伏後も応力が上昇し,耐力低下前の載荷では,梁危険断面の引張り鉄筋において,歪硬化が生じたことが視察された。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2004-06-25
著者
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