1222 溶融スラグを骨材として用いたコンクリートの耐久性に関する研究(リサイクル)
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概要
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本論文は,ごみ焼却灰を溶融させた溶融スラグをコンクリート用骨材として利用することを目的に,溶融スラグ骨材の性状およびコンクリートに用いた場合の物性等について検討を行ったものである。試験項目は,骨材特性,溶融スラグを細骨材および粗骨材として用いた時のフレッシュ性状,長期強度,耐久性についてである。本研究で使用した溶融スラグは焼却灰主成分,生成温度の違いにより生ずる,ガラス質スラグ骨材(以下ガラス質)と結晶質スラグ骨材(以下結晶質)の2種類である。その結果,結晶質の場合は細骨材および粗骨材の両方で使用できる可能性が高く,またガラス質の場合は細骨材として利用できることが明らかとなった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2003-07-01
著者
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戸田 勝哉
石川島播磨重工業(株)
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岩田 英樹
石川島播磨重工業
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戸田 勝哉
石川島播磨重工業(株)基盤技術研究所
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田原 賢一
石川島播磨重工
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池谷 眞也
石川島播磨重工業(株)基盤技術研究所構造研究部
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