1029 高炉スラグ微粉末の混入が炭酸化に及ぼす影響(耐久性)
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概要
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本研究は,モルタル及びコンクリート供試体を用いて,高炉スラグ微粉末を混入したセメントの水和特性を考慮した条件で,促進炭酸化を行い,炭酸化が中性化深さと酸素拡散係数に及ぼす影響を検討したものである。その結果,高炉スラグ微粉末の置換率の増加に伴い,中性化深さは増大するが,高炉スラグ微粉末の置換率が45%の場合の酸素拡散係数は,高炉スラグ微粉末を用いない場合に比べて著しく小さいことが確認された。これらの結果を通じて,高炉スラグ微粉末を混入したコンクリートの鉄筋腐食の傾向を,中性化深さのみによって論じることは適切ではないことが明らかになった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2000-06-01
著者
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