画像モーフィングのための画像間の共起度数画像を用いたテクスチャ対応修正手法(コンピュータグラフィックス)
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概要
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画像モーフィングは2画像間の変化過程を生成する目的で映像制作において広く一般に使われ,特徴点ベースでテクスチャ対応を生成する手法が一般的に用いられる.同一の対象を扱う場合には自動で特徴点を抽出できるが,一般の画像モーフィング手法は,ゴーストが発生しないように多くの特徴点を手動で抽出するため大きな手間となる.そこで本論文では,特徴点ベースの画像モーフィング手法において少量の特徴点から,ゴースト発生原因となるテクスチャ対応の誤った領域を修正するための特徴点を抽出する手法を提案する.提案手法では画像間の共起度数画像を用いることで,画像間で大きな濃度差をもつテクスチャが対応付けられている場合においても対応に誤りのある箇所を抽出し,抽出された領域において入力画像それぞれのエッジを対応付ける特徴点を抽出する.対象は複雑なテクスチャをもたないグレースケール画像であるものの,異なる物体同士,異なる人物の顔同士を対象とした実験において,対応の誤りを修正できることを確認した.
- 2014-02-01
著者
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長坂 洋輔
中京大学情報理工学部
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輿水 大和
中京大学大学院情報科学研究科
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輿水 大和
中京大学工学部電気電子工学科
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藤原 孝幸
北海道情報大学
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舟橋 琢磨
中京大学工学部
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長坂 洋輔
中京大学大学院情報科学研究科
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輿水 大和
中京大学工学部
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