欧州非干渉散乱(EISCAT)レーダー観測所の多波長フォトメータデータを用いた層状電離圏電導度の推定(英文)
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概要
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本研究では,多波長フォトメータデータ(427.8 nm, 557.7 nm, 630.0 nm)を利用してオーロラ発生時の高緯度電離圏における電気伝導度推定の手法開発を行った.本手法の特徴は層状の電気伝導度を導出することが可能な点である.この層構造を持つ電気伝導度を光学データから導出するためのモデル関数を,高度分解能がある欧州非干渉散乱(EISCAT)UHF レーダーデータから推定した電気伝導度を用いて決定した.本研究により,電離圏を3 層(高度95-110 km, 110-170 km, 170-300 km)に分割しても,従来の方法と同程度の信頼度を持つ電気伝導度を光学データから導出できることが確認された.
- 2013-11-29
著者
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野澤 悟徳
名古屋大学
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大山 伸一郎
名古屋大学太陽地球環境研究所
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藤井 良一
名古屋大学太陽地球環境研究所
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津田 卓雄
情報・システム研究機構国立極地研究所.
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渡邉 太基
名古屋大学太陽地球環境研究所
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