2段階増分コンダクタンス法を用いた最大電力点追尾アルゴリズムの一考察
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概要
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世界的な電気エネルギー需要の増加や化石燃料の価格の高騰さらに地球温暖化への対策として再生可能エネルギー利用の重要性が高まっている.これらの中でも太陽光発電は,バッテリー充電やスマートグリットなど様々なアプリケーションで利用されている.しかし,太陽光発電は天候の変化や周囲の影の影響により出力特性が変動する非線形電源であるため,太陽光発電を効率良く使用するためには常に最大の出力電力が得られるように制御する必要がある.本研究ではまず,最大電力点追尾制御手法の従来法であるP&0法と増分コンダクタンス法の評価を行った.数値実験の結果から,出力特性が変化した場合,従来法は出力電力と最大電力との間に誤差が生じることを明らかにした.そこでこの問題点を解決するために,P&0法と増分コンダクタンス法を組み合わせた新たな制御法を提案し,提案手法の性能評価を行った.数値実験の結果から,従来の手法と比較して提案手法の性能が向上することを明らかにした.
- 2012-12-10
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