バイラテラルフィルタを用いたDEMの圧縮
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概要
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現在,航空機に搭載されたレーザスキャナによって広範囲の地形の起伏を高精度かつ高密度に計測できるようになり,国土地理院発行の5mメッシュのDEM (Digital Elevation Model)や航測会社が整備した2mメッシュのDEMが普及し始めている.しかし,このような高密度のDEMはデータ量が大きく,有線通信や無線通信などでのDEMの受け渡しに多くの時間を要するため,DEMを圧縮する必要がある.そこで本稿では,バイラテラルフィルタを用いてDEMを圧縮する方法を提案する.提案法の特徴は,DEMの標高を実数のまま取り扱うことができる点である.提案法の有効性を検証するために,起伏のある5mメッシュのDEMを用いた実験を行った.また,従来法として結合特異値分解を用いた方法との比較実験も行った.実験の結果,提案法は従来法よりも圧縮率が高い場合に有効な手段であることがわかった.
- 2013-10-31
著者
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