マルチコア上での再帰プログラムの階層間並列性を利用した粗粒度タスク並列処理
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概要
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マルチコアプロセッサ上での Java プログラムを対象とした粗粒度タスク並列処理手法として,階層統合型粗粒度タスク並列処理が提案されている.階層統合型粗粒度タスク並列処理では,階層ごとにタスク間並列性を抽出した後,ダイナミックスケジューラが全階層のタスクをコアに割り当て,階層を越えたタスク間並列性を利用することが可能である.本稿では,再帰メソッドを伴う Java プログラムに対して,再帰レベルを考慮した階層統合型粗粒度タスク並列処理を実現する並列 Java コードの生成手法を提案する.本手法を実装した並列化コンパイラを用いて並列 Java コードを生成し,マルチコアプロセッサ Intel Xeon E5-2660 上で性能評価を行ったところ,再帰モデルプログラムとマージソートの場合に高い実効性能が達成されることが確認された.
- 2014-01-16
著者
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