エリア輻輳における輻輳状況の可視化に対する一検討(ネットワーク品質,ネットワーク管理・計測,ネットワーク仮想化,一般)

概要

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電話網が輻輳した場合において,輻輳している呼制御サーバへのトラヒック流入を抑えるとともに,疎通率(単位時間あたりの制御通過呼数)を最大限に維持するトラヒック制御が提案されている.この方式を用いて輻輳制御を行う場合,NWの輻輳状況を正確に把握するとともに,制御対象とするエリア或いは電話番号,呼制御サーバの決定,その規制量など,輻輳事象に応じた的確な制御内容を決定することが求められる.よって,迅速且つ適切に輻輳した呼制御サーバの状態把握と輻輳要因となるトラヒックの探索を実施することが重要だが,災害等によるエリア輻輳等,複雑な輻輳事象においては,その要因の早期特定が難しく,現状NW保守者に大きな負担を与えている.そこで,本稿では,輻輳制御実施時のNW保守者の負担軽減を行うことを目的として,輻輳事象を可視化する手法を提案し,その実装方式の検討を行い,プロトタイプを用いてフィージビリティスタディを行った.その結果,迅速な輻輳要因の特定を可能とするトラヒック探索のキーパラメータと活用手法を明確化し,実装方式が十分に実現可能であることを確認した.これにより,輻輳時におけるNW状態の把握は,実施した制御の効果を正確に把握することにも繋がるため,エリア輻輳に関する様々な輻輳制御手法の定量評価を容易にする.
2012-11-08

エリア輻輳における輻輳状況の可視化に対する一検討(ネットワーク品質,ネットワーク管理・計測,ネットワーク仮想化,一般)

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