非レヴィウォークとしてのマグロの鉛直運動の解析
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概要
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本研究ではクロマグロの鉛直運動パターン解析に必要なデータを,東シナ海にてクロマグロ7個体の遊泳深度を一秒間隔で収集した。クロマグロの水平方向の回遊に着目した研究は多く存在するが,本研究では膨大な鉛直方向のstep-lengthに関するデータ解析を行った。自然界に存在する多くの生態的な行動特性は餌との遭遇確率を最適化するためにレヴィウォークに従うランダムウォークとなることが多くの研究で示されている。しかしながら我々の分析結果は,step-lengthが指数関数的減衰で分布し,運動パターンはランダムウォークに近い事を示した。
- 2013-07-15
著者
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米山 和良
鹿児島大学水産学部附属海洋資源環境教育研究センター
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門田 実
近畿大学大学院農学研究科
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米山 和良
鹿児島大学水産学部
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河邊 玲
長崎大学環東シナ海環境資源研究センター
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門田 実
テンプル大学数学科ジャパンキャンパス
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古川 誠志郎
長崎大学環東シナ海環境資源研究センター
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