(最終講義)総合診療:期待と実践

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
人口の高齢化で疾病の在り方が変化している。また、地域における医師不足が深刻化している。専門化、細分化を進めてきた医療体制(医師の供給源)では対応できない事態となっている。そこで、地域医療の担い手であった家庭医、プライマリ・ケア医の役割が注目され、基本領域の専門医として総合診療医を育成するとの国の方針が定まった。また、総合診療科における外来診療は卒前、卒後における基本的な診療を学ぶのに最適であり、今後、その教育方法を開発して推進すべきである。本稿では、総合診療科について、国内外の歴史、東京女子医科大学病院での歴史、また、当院の総合診療科外来での診療・教育について紹介した。今後、期待される地域医療における役割とそれに応じた医学教育が果たすべき役割について概説した。
2013-10-25

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク