MOSトランジスタ回路に対する効果的な大域的収束性をもつニュートン不動点ホモトピー法
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概要
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非線形回路の直流動作点を求めることは重要かつ困難な問題である。SPICE系の回路シミュレータに採用されているNewton-Raphson(NR)法はしばしば解に収束しない。このような問題に対して、ホモトピー法がさまざまな観点から研究されてきた。しかしながら、従来のほとんどの研究は、主としてバイポーラ・トランジスタ回路に対するもので、MOSトランジスタ回路にそのまま適用しても効率は必ずしもよくない。したがって、MOSトランジスタ回路のためのより効率的なホモトピー法を研究することが重要になる。本稿はニュートン不動点ホモトピー法をMOSトランジスタ回路に対して拡張する。数値例では、拡張されたニュートン不動点ホモトピー法が従来のMOSホモトピー法およびMOS非線形ホモトピー法より、特に大規模MOSトランジスタ回路において、有効なことを示す。本稿では更に、MOSトランジスタ回路のための拡張されたニュートン不動点ホモトピー法の大域収束性も証明している。
- 2012-06-28
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