「問題行動」を示す児童とのかかわりに対する教師の評価に関する検討 : 記述式アンケートによる「減らしたい行動」についての調査から
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概要
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本研究では、通常学級における「問題行動」をめぐる教師-児童間相互作用について、児童とのかかわりに対する教師の評価に焦点をあて、問題状況に関して検討を行った。通常学級担任教師を対象に記述式アンケートによる「減らしたい行動」についての調査を行い、回答は予備調査から得た項目にそって分類した。授業や課題に取り組まないこと、他児との関係や集団活動の妨げになるような行動が教師によって問題とされやすいこと、それらの「減らしたい行動」に対して「個別的対応を行う」とした教師が多く、その対応による児童の反応については、「改善」、「悪化」など事例によってまちまちであることが示された。対応として他者との連携が挙げられた事例は少なく、他者との連携を挙げた事例で、教師の対応時における児童の反応について「改善」との回答はなかった。「問題行動」をめぐる教師-児童間相互作用への環境介入について、「減らしたい行動」に焦点を当て、考察した。
- 障害科学学会の論文
- 2009-03-25
著者
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