2-3 信頼性と安全性の融合化 : 安全・安心モデルの考察(セッション2「安全性,リスク(2)」)
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概要
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安全・安心という一体概念のモデル化において安全と安心の間にリスクのトレードオフあるいは満足が存在し、また安全と危険の間にグレイゾーンがあると報告されている。これは安心と安全の間にも個人差によるグレイゾーンの存在を示唆する。また、リスク評価つまり、安全は危害のひどさと発生確率で評価することが工学的に行われている。しかし、意思決定において、危害のひどさは高いが、発生確率が低いのは許容可能としている場合は、その評価結果から発生した事故を想定外とするのは認めがたいと考える。本論文では安全・安心の間に信頼を置き、信頼は心理的信頼性と信頼性工学によるモデル化で考察し、信頼性と安全性の融合化は安全側故障から本質安全の信頼性化への深化により、発生確率の本質的低減による安全・安心モデルを報告する。
- 2013-06-12
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