行列因子分解によるWebページのユーザビリティ評価値の補完
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概要
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Web ページのユーザビリティテスティングにおいて,限られた人数の被験者となるユーザによるユーザビリティについての評価を有効に利用することを目的として,行列因子分解を用いて被験者が未評価のWebページの評価値を補完する方法を提案する.Web ページのユーザビリティテスティングでは,閲覧する Webページの順序や種類が被験者により異なる場合がある.そのため評価対象となる全ての Web ページに対し,全ての被験者の評価値を得ることが難しい.行列因子分解は (Web ページ数) × (ユーザ数) で表わす評価値行列をユーザの潜在因子,Web ページの潜在因子に分解する手法であり,本手法により評価値行列の欠損値を補完することが可能となる.基本的な行列因子分子に加え,バイアス付き行列因子分解と,評価値の重み付き行列因子分解を用いた補完法を試みた.実際にユーザビリティテスティングを実施し,収集したユーザビリティ評価値行列は 84% 欠損値を含んでいた.この評価値行列に対し行列因子分解による補完法を適用した結果,重み付き行列因子分解では,ユーザビリティの 4 段階評価において 1 段階以下の誤差で評価値の補完が可能であった.
- 2013-09-04
著者
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