IKONOS画像を用いた島嶼沖縄ヤンバル地域の森林伐採跡地における土地被覆分類法の比較
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概要
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島嶼沖縄本島の北部に位置するヤンバル地域には,我が国唯一の亜熱帯常緑広葉樹林が広がる。森林面積は約340km^2におよび極めて多様な動植物相が存在する。一方,1970年代から皆伐による森林伐採が実施されチップ材や型枠用土木資材として利用されている。貴重な森林生態系を健全に維持しつつ,収穫作業を行うためには,森林変化のモニタリングが不可欠である。IKONOSに代表される高解像度衛星画像データは,森林管理やモニタリングへの活用が期待されており,すでに土地利用や植生被覆の詳細な地図化に用いられ資源調査や評価に活用されて来た。本研究は,ヤンバル地域で実施された小面積伐採地における植生被覆状況を,IKONOS画像データを用いて抽出することを試みた。スダジイ,広葉樹混交林,裸地,林道の土地被覆4属性について,ピクセル及びオブジェクト単位の画像解析を行い,分類精度を比較した。その結果,ピクセル単位では83.70%,オブジェクト単位では81.30%の全体精度であり,ピクセル単位の分類法でより高い精度が得られることが明らかとなった。
- 2013-01-31
著者
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