インバータ電源回路のコモンモードノイズ解析手法の検討(EMC,一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
インバータ電源回路のノイズ対策は、スイッチングデバイス動作の高周波化に伴い大きな課題となっている。また、MHzを超える周波数のノイズはコモンモードノイズが主成分となるため、配線間の結合や、構造の影響により特性が大きく変化し解析による予測が困難とされてきた。そのため、設計段階ではノイズ特性の予測が困難であり、試作後の対策が中心となるため、ノイズ対策部品の追加や開発期間の長期化によるコスト増加が問題となっている。本稿では、コモンモードノイズの伝播経路である、配線間の結合及び、ヒートシンク等の構造の影響を考慮した伝導ノイズモデル手法を提案する。また、提案手法をIH加熱調理器具インバータに適用し、構造の影響を検討した。その結果、回路シミュレーションで10MHzの伝導ノイズのピークを再現し、基板・放熱・機構構造が伝導ノイズに与える影響を定量的に解析可能であることを見出したので報告する。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2012-06-15
著者
-
嶺岸 瞳
パナソニック株式会社PE技術開発室
-
崎山 一幸
パナソニック株式会社pe技術開発室
-
山田 徹
パナソニック(株)pe技術開発室
-
崎山 一幸
パナソニック(株)pe技術開発室
-
嶺岸 瞳
パナソニック株式会社 材料・プロセス開発センター
-
崎山 一幸
パナソニック株式会社材料・プロセス開発センター
-
嶺岸 瞳
パナソニック株式会社材料・プロセス開発センター
関連論文
- EMIフィルタ設計への適用を目的とした電子レンジ内蔵インバータの線形等価回路モデル構築
- B-4-82 ロジックIC搭載TEGを用いた磁界分布相関によるノイズ源最適配置法の検証(B-4.環境電磁工学,一般セッション)
- EMIフィルタ設計への適用を目的とした電子レンジ内蔵インバータの線形等価回路モデル構築(電力,EMC,一般)
- インバータ電源回路の伝導ノイズ解析手法の検討(マイクロ波,EMC,一般)
- インバータ電源回路の伝導ノイズ解析手法の検討(マイクロ波,EMC,一般)
- C-12-7 高周波対応BGAパッケージ高精度等価回路モデルの検討(C-12. 集積回路AC(実装),一般セッション)
- マイクロストリップライン構造EMI試験装置を用いた小型デバイスのノイズ定量化
- マイクロストリップライン構造EMI試験装置を用いた小型デバイスのノイズ定量化(電力,生体,EMC,一般)
- インバータ電源回路のコモンモードノイズ解析手法の検討 (環境電磁工学)
- インバータ電源回路のコモンモードノイズ解析手法の検討
- インバータ電源回路のコモンモードノイズ解析手法の検討(EMC,一般)
- IPD制御モデルを用いたLED照明の伝導ノイズ解析(生体,EMC,一般)