室内環境形成寄与率CRIを応用したセンサー最適配置手法に関する研究

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概要

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室温は,様々な外乱や空調からの熱投入の寄与の重ね合わせにより形成される。各熱源からの寄与率は,室内で空間分布を持つため,結果として室温は空間分布を持つ。また,外乱はそれぞれが異なるスケジュールを持って変動するため,空間分布の傾向は時間的に変動する。結果,室温変動は時間的な空間分布の変化を伴った複雑な様相を示す。この複雑な変動を安定化させ快適な温熱環境を保つには,その自由度に対応した制御系が必要となる。しかしながら,コスト等の諸条件の制約により,一般的には十分な制御系を備える事は難しい。そこで,空調設計には,限られた制御系で室温の変動を最小化させるといった,高度な最適化が求められる。本報告では,室内環境形成寄与率CRIを用い,センサーの配置位置に対応した室温変動の様相を,空間分布を含め分析する手法を解説する。また,この手法を用いた評価指標を提案し,これを最小化する事で,室温変動を最小化するセンサー最適配置手法を示す。
2012-11-05

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