子ども理解のあり方と道徳教育について
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概要
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今日の道徳教育の充実のために児童・生徒の発達段階や特性を考慮することや、道徳教育を進めるに当って、学校や学級内の人間関係や環境を整えるとともに、学校の道徳教育の指導内容が児童の日常生活に生かされるようにすることが求められている。これらが十分になされるには、教師が、一人一人の子どものとらえ方を深めることが必要である。そのために必要な視点は、第一には、目を凝らさなければ見えないものを見る「微細なる視点」であり、第二には、未だ見えない未来に開かれたものを見る「展望する視点」であり、さらに第三には、個々の事象など一切を超越したものを見る「大いなる視点」である。そのような子どもの見方に裏付けられた道徳教育は、すべての児童・生徒の人格のより良い発達、自己実現を促し、道徳教育の本来の目的を達成し、適切に生きていく力を獲得することになると思われる。
- 2013-05-00
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