直交サブキャリア多重方式に基づくOSDM-PONにおけるクリップQAM信号伝送方式の提案(ネットワークプロセッサ,通信のための信号処理,無線LAN/PAN,一般)
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概要
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筆者らは,より高速なサービスを経済的に提供可能とする目的で,複数の直交サブキャリアに基づくディジタル変調を用いたOSDM-PON(Orthogonal Subcarrier Division Multiplexing Passive Optical Network)を提案した.OSDM-PONはディジタル信号処理が適用でき,経済的にONU(Optical Network Unit)を実現できる可能性がある.更に,常時1Gbpsのユーザサービスを前提に,16台のONU(Optical Network Unit)を収容する16-QAMに基づくOSDM-PONの実現性をシミュレーションにより示した.この中で,ONUはディジタル変調した信号に直流成分を加えてプラス成分にした後に,光変換して送信する方式で検討を進めた.本論文では,OSDM-PONのONUにおける送信電力の低減をねらいとして,QAM信号のマイナス成分をクリップし,プラス成分のみを光変換して送信する方式を提案する.それとともに,OLT(Optical Line Terminal)において受信したクリップ信号からもとのQAM信号を生成する方法を3つ提案する.提案方式の実現性をシミュレーションにより明らかにする.提案方式は従来方式に比しONUの送信電力を低減できることを示す.
- 2012-03-01
著者
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上田 裕巳
東京工科大学コンピュータサイエンス学部
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上田 裕巳
NTTアクセス網研究所
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上田 裕巳
東京工科大学
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栗山 宜巳
東京工科大学コンピュータサイエンス学部
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高橋 卓也
沖電気工業株式会社:ipソリューションカンパニー:nwインキュベーション本部
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高橋 卓也
会津大学大学院コンピュータ理工学研究科コンピュータシステム学専攻
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高橋 卓也
東京工科大学コンピュータサイエンス学部
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上田 裕巳
東京工科大学大学院バイオ情報メディア研究科
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