看護基礎教育課程におけるコモンスキルトレーニング導入の取り組み
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概要
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看護学部初年次生のコモンスキル向上を図る取り組みとして、コモンスキルに関する無記名自記式質問紙調査と並行して、松澤らが開発したトレーニングプログラムを希望者に実施した。質問紙調査では、トレーニングを"受けたい"または"必要だ"と思う者は全体の3割であることがわかった。また、トレーニングの受講に消極的な学生は日々の生活において自分の属する社会に適した行動をとるという意識が希薄であり、トレーニングを積極的に必要としない学生は大学に入学する以前と入学後一年とで対人関係のとり方が変わっていないと認識していることが示唆された。松澤らのプログラムを実施した12名は、自身の省察と他者への関心・共感を軸に、他者との相互作用や集団の変化を感受しており、プログラム実施中に得られた知識を行動化したり、看護者としてのあり方を考えたりと、自ら成長発展しようとする姿勢がみられた。
著者
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牟田 能子
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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永易 裕子
日本赤十字秋田短期大学看護学科
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大高 恵美
日本赤十字秋田看護大学
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細越 幸子
日本赤十字秋田看護大学看護学部看護学科
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佐々木 理恵子
日本赤十字秋田看護大学看護学部看護学科
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永易 裕子
日本赤十字秋田看護大学
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永易 裕子
日本赤十字秋田看護大学看護学部看護学科
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牟田 能子
日本赤十字秋田看護大学看護学部看護学科
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