パーソナリティ心理学と社会心理学における個人差変数の理論的構図(II) : 態度 行動関係をめぐる論争と計画的行動理論
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概要
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種々の社会的行動の予測因としての態度(attitude)をめぐって、1930年代から、「態度は行動を予測できない」という悲観論とそれへの反論といった議論が続いている。本研究では、この議論の歴史的展望を行ない、「適切な方法で測定をおこなえば態度は行動を十分に予測しうる」との立場を重点的に紹介した。特に、行動を十分に予測可能にするための工夫として、FishbeinとAjzenが提案した集積原理(aggregation principle)と、対応原則(principle of correspondance)または適合性原則(principle of compatibility)について説明した。そして、種々の社会的問題への応用研究に有用と考えられる熟慮行為理論および計画的行動理論について、それらの概要、測定法、そして最新の話題を紹介し、考察をくわえた。
- 追手門学院大学の論文
- 2007-03-29
追手門学院大学 | 論文
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