長崎原爆における地形遮蔽
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概要
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長崎の爆心地は,東から南東方向にかけて標高366mの金比羅山と285mの五社山があり,北西から南西方向に475mの岩屋山と333mの稲佐山がある.爆心地の北側も丘陵が多く起伏に富んでいる.地形的には爆心から南側となる長崎港や市街中心地にのみ開けている.原爆投下時に地形遮蔽の地域にいた人は爆発時に発せられた直接の放射線は受けていないと考えられ,長崎の原爆放射線の影響評価にはこのことを考慮する必要がある1-3).現在,長崎大学で保有するデータには地形遮蔽の情報は含まれていない.本研究は当時の旧長崎市全域についての地形遮蔽を明らかにし,今後の原爆の被爆影響評価に活用できる地形遮蔽に関するデータを作成することを目的とした.
- 2012-09-25
著者
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三根 真理子
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科附属原爆後障害医療研究施設 資料収集保存部資料調査室
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横田 賢一
長崎大学大学院医歯学総合研究科原爆後障害医療研究施設
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三根 真理子
福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター
-
三根 真理子[他]
福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター
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