漢字学習における教室活動の役割 : 非漢字圏学習者のための補習クラスを対象として
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概要
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漢字教育に関する研究は多いが、日本語の授業で漢字を扱う場合の授業の役割について触れたものはほとんどない。従来の漢字授業には、ある漢字についての宣言的な知識を与えて暗記させるという暗黙の目的があり、与えられた漢字についての知識をどう実践に結びつけていくかは、学習者にまかせられているのが現状である。しかし、非漢字圏の学習時間が限られた学習者にとっては、このような授業では不十分である。本稿の目的は、系統的に漢字の知識を導入すると同時に初期の段階から辞書を用いることを提案し、漢字クラスの役割を議論することである。
- 日本語教育方法研究会の論文
- 1994-09-27
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