通信衝突を削減するタスク配置最適化における通信タイミングの予測方式の影響
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概要
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本稿では,今後より重要となってくると考えられる多次元メッシュ/トーラス向けの通信衝突を考慮したタスク配置最適化技術の提案を行う.また,提案技術で重要となる通信タイミングの予測方式の違いが各タスク配置最適化に与える影響について評価を行った.本評価では,同時に発行される通信の集合を用いた通信タイミングの予測方式と通信が一斉に発行されたと仮定する通信タイミングの予測方式とその中間案である同時に発行される通信の集合を拡張した通信タイミングの予測方式をそれぞれを用いたタスク配置最適化の性能評価実験を行った. CG 法をベンチマークプログラムとする実験においては,同時に発行される通信の集合を用いた通信タイミングの予測方式が最も高速となった.一方で, Recursive doubling をベンチマークプログラムとする実験においては,通信が一斉に発行されると仮定する予測方式が最も通信性能が向上した.その中間案はどちらのベンチマークプログラムでも性能が出なかった.また,これらの原因について通信パターンと通信タイミングの予測方式の関係から考察を行った.
- 2012-12-06
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