蛍光性色素を生産するPseudomonas属およびBacillus属細菌のキュウリ連作土壌における動態
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
キュウリ連作による土壌および根の細菌の変化を調べた。キュウリは1年2作,春と秋に栽培し,5年間調査した。試験区は4種類(1.化学肥料区, 2.化学肥料+稲わら区, 3.化学肥料+稲わら+ソルゴー区, 4.化学肥料+キュウリ茎葉区)を設置した。調査した細菌は蛍光性Pseudomonas, P. putida. P. fluorescens, B. megateriumおよびB. licheniformisであり,それぞれの選択培地を使用した。蛍光性Pseudomonas, P. putida,およびP. fluorescensの菌数は各処理区土壌とも,いずれの年も年間を通じ,大きな変化は見られなかった。蛍光性Pseudomonasは乾土1g当り10^5程度,P. putidaは10^4〜10^5程度,P. fluorescensは10^4程度の菌数で推移した。キュウリ根においてはP. putidaが多く検出された。B. megateriumは6〜7月に増加する傾向を示した。いずれの細菌も連作により増加したり減少する傾向は示さなかった。
- 日本土壌微生物学会の論文
- 1987-02-01
著者
関連論文
- 14-4 水稲冷害に影響する土壌要因の解析 : 秋田県比内町の事例(14.土地分類利用・景域評価)
- 4-40 キュウリ栽培土壌の細菌フロラの変化(4.土壌生物)
- 4-5 土壌細菌数におよぼす有機物施用、湛水および乾燥の影響(4.土壌生物)
- 4-24 キュウリ栽培土壌の細菌フロラ(土壌生物)
- 4-13 選択培地による土壌細菌フロラの研究(第二報) : Pseudomonas putida, Pseudomonas fluorescensおよびBacillus属細菌の分布(4.土壌生物)
- 4-12 選択培地による土壌細菌フロラの研究(第一報) : Pseudomonas putida, Pseudomonas fluorescensおよびBacillus属細菌の選択培地(4.土壌生物)
- 野菜畑に対する堆肥連用に関する研究
- 14 牛ふん堆肥の施用量が巨峰の収量・品質に及ぼす影響(九州支部講演会要旨(その2))
- 葉色によるニホンナシの栄養診断
- 20 日本ナシの栄養診断(第3報) : 葉色の品種別時期・経年変化(九州支部講演会要旨(その2))
- 帆崎川小流域における土壌類型の分布と水保全容量
- 水保全機能評価のための土壌の類型化
- 日本の沖積土壌における元素組成 : その地域性および農耕地土壌分類との関係
- 稲わら堆肥の連用が沖積畑土壌の腐植形態に与える影響
- 稲わら堆肥の連用が沖積畑土壌の理化学性に与える影響
- 稲わら堆肥の連用が沖積畑土壌の養分供給力に与える影響
- 稲わら堆肥の連用が野菜の生育収量に与える影響
- 1 土の変化を読む : 20年間の耕地土壌の変動調査より(学会創立70周年記念シンポジウム)
- (14) ウリ科作物の新病害, ホモプシス根腐病 (秋季関東部会講演要旨)
- 15.カリフラワーの施肥に関する研究(第2報) : 4要素およびN施肥量の影響(日本土壌肥料学会関東支部会講演要旨)
- 土壌類型等土壌条件と標高差が水稲冷害に及ぼす影響
- 33 水稲冷害に影響する土壌要因の解析 : 岩手県一関管内の事例(関東支部講演会)
- 14-3 深層土壌調査に基づく台地小集水域の保水容量の推定(14.土地分類利用・景域評価)
- 14-2 水保全機能評価のための土壌の類型化(14.土地分類利用・景域評価)
- 13-24 日本の低地土壌の物質組成(第3報) : 層状珪酸塩粘土鉱物の分布(13.土壌生成・分類)
- 13-15 日本の低地土壌の物質組成(第2報) : 化学組成中の王水可溶成分について(13.土壌生成・分類)
- 59 畑に対する堆肥施用の有無と要素欠除が土壌微生物に与える影響(第3報) : 大根跡地及びカリフラワー栽培中の微生物フロラの推移(関東支部講演会講演要旨)
- 9 畑に対する堆肥施用の有無と要素欠除が土壌微生物に与える影響(第2報) : カンラン跡地及び大根栽培中の微生物フロラの推移(関東支部講演会講演要旨)
- 19 畑に対する堆肥施用の有無と要素欠除が土壌微生物に与える影響(関東支部講演会講演要旨)
- 1-16 タイ国における林地の畑地化に伴う土壌の変化に関する研究 : 主に土壌物理性の変化について(1. 土壌物理)
- キュウリの短期採り高品質周年栽培
- 施設栽培における白いぼキュウリの高品質周年生産技術の確立--第53回農業技術功労者表彰受賞記
- 土壌細菌の分類・同定法 (微生物の分類と保存)
- A3 日本の低地土壌におけるケイ酸塩粘土鉱物の分布と区分
- 埼玉県における促成キュウリ産地の生産動向 (特集 促成果菜類主産県の生産動向)
- 野菜の成型苗利用--成型苗システムの実例-1- (植物苗の工場生産)
- 10-4 地温と燐酸肥料の種類および施用量の違いがキュウリの生育と養分吸収におよぼす影響(10.肥料および施肥法)
- 38 イチゴ苗に対するかんがい用水の塩類濃度許容限界について(九州支部講演会要旨(その2))
- 通風管をプラスチックハウスの温風暖房に利用する場合の温度の解析
- 土壌の種類及び三要素施肥の違いがポットマムの生育と開花に及ぼす影響
- 土壌類型等土壌条件と標高差が水稲冷害に及ぼす影響
- 蛍光性色素を生産するPseudomonas属およびBacillus属細菌のキュウリ連作土壌における動態
- キュウリ栽培土壌より分離された細菌の性質
- キュウリの光合成産物の動態に及ぼす温度の影響-2-キュウリの14C-光合成産物の動態に及ぼす夜温の影響
- キュウリの光合成産物の動態に及ぼす温度の影響-1-種々の気温で育苗した苗の14CO2とりこみと光合成産物の配分