出生率と女性有業率の関係について : 都道府県パネルデータによる検証 (創立四十五周年記念号)
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概要
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女子雇用(有業率)と出生率(合計特殊出生率)との関係を, 『就業構造基本調査報告』(総務省)における1997-2007年にかけての5年間隔の都道府県パネルデータ分析によって明らかにしている. 諸外国の事例を対象とした研究に比べて, 日本の事例を取り上げた研究は少ない. 本論文は, 都道府県パネルデータを用いて計量経済学的手法を用いた初めての試みである. 女子有業率と合計特殊出生率に関してパネル単位根検定を行うとともに、両者の関係をパネルデータOLS, 共和分検定およびグランジャー因果性テストによって検証している. その結果, 両者にはグランジャーの意味で双方向の負の関係があることを見出している。
- 追手門学院大学の論文
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