確率過程におけるweak valueとその応用(基研研究会 量子科学における双対性とスケール,研究会報告)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
確率過程におけるマスター方程式は,従属変数の変換により実時間のシュレディンガー方程式に変換される。これを用いると,2時点条件付確率が量子力学に類似の干渉効果をもつことが示される。以上はすでによく知られた話であるが,さらに2時点条件付確率を密度行列に拡張すれば非対角的な物理量を扱うことができ,量子力学で知られたweak value と同様の特異な振る舞い-見かけ上の「負の確率」や期待値の異常増大など-を導くことができる。 Weak valueを理解する一助となろう。
- 2012-02-20
著者
関連論文
- 20pQE-7 円筒境界に閉じ込められた正負点渦系のkスペクトルに現れる温度依存性(プラズマ基礎(非線形現象・高エネルギー密度プラズマ),領域2,原子・分子,量子エレクトロニクス,放射線物理)
- 22aXK-10 負温度で凝集する点渦系での背景渦の役割(理論・数値計算,領域2(プラズマ基礎・プラズマ科学・核融合プラズマ・プラズマ宇宙物理))
- 27aXG-1 円筒境界内の正負点渦系での負温度状態(プラズマ基礎(輸送・非線形),領域2(プラズマ基礎・プラズマ科学・核融合プラズマ・プラズマ宇宙物理))
- 30aSK-4 Simple method for automatic factorization of SU(2^n) matrix
- 24aWE-5 非平衡定常状態における揺らぎの循環とエントロピー生成(非平衡定常系,領域11,統計力学,物性基礎論,応用数学,力学,流体物理)
- 23pTB-3 確率過程におけるWeak Value類似概念(23pTB 量子エレクトロニクス(量子情報),領域1(原子・分子,量子エレクトロニクス,放射線物理))
- AM05-22-003 正負点渦系での負温度状態の特性(数理流体1,一般講演)
- G332 等しい強さの正負の渦クランプが共存した系の運動(G-33 数理流体(3),一般講演)
- 21aED-12 Implementation of Noiseless Subsystems and Decoherence Free Subspace
- 確率過程におけるweak valueとその応用(基研研究会 量子科学における双対性とスケール,研究会報告)