S03 金星並びに地球型惑星の高速中性粒子(ENA)撮像の科学と技術(金星探査特別セッション)
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概要
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高速中性粒子(ENA)は電磁場の影響を受けないので、その生成領域の情報を視線積分という制限付きながらも遠方から観測することが出来る。この性質を利用したENA撮像は近年急速に発展したプラズマ研究の技術である。ENA生成の主なメカニズムには、(1)荷電交換、(2)イオン再結合、(3)大気や(4)地表からの落下イオンの逆散乱、(5)微粒子を触媒とするイオンの中性化などがある。ENA撮像による研究対象には、惑星超高層の(a)各種境界や(b)大気散逸、(c)プラズマによる大気の影響、(e)捕捉イオンの動きなどがあり、大気の薄い場合は(d)地表の情報までも得る事が出来る。ここでは金星を中心に地球型惑星の外圏研究への応用を議論する。
- 日本惑星科学会の論文
- 2001-10-06
著者
-
渡部 重十
北大理
-
LUNDIN R.
Swedish Institute of Space Physics
-
BARABASH S.
Swedish Institute of Space Physics
-
山内 正敏
Swedish Institute of Space Physics
-
浅村 和史
宇宙研
-
Lundin R.
Swedish Institute Of Space Physics Kiruna
-
山内 正敏
Swedish Institute Of Space Physics Kiruna
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