大都市水道事業者のビジネスモデルに関する一考察 : 上流域事業者への協調的関与を中心として([V]自由論題)
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概要
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水道事業の経営について、従来、中小零細規模の水道事業者の集約化を図り、規模の経済性を発揮することが最重要課題とされてきた。このため、大規模水道事業者は、目指すべき理想像として取り上げられることはあっても、その経営課題が研究されることはほとんどなかった。だが、大都市水道事業者の多くが河川の下流域に位置しており、原水水質の改善が鈍化する中、より高品質の水道水を供給するために浄水処理技術の高度化を推進するとともに、敷設後半世紀を超え、老朽化が進行している浄水場や水道管網などの更新に多額の投資を必要としている。一方、人口減少と利用者の節水により、収入が減少傾向にあるとともに、大都市水道事業者が経営体として持続的に充実・発展していくには、循環という特性を持つ水資源を介して関係の深いステークホルダーとの連携を前提としたビジネスモデルの構築が不可欠である。
- 2011-10-29
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