暗算負荷ストレスによる健常者の脈波伝播時間の変化率 : 左右差はあるのか?
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概要
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我々は「体調不良、或いは疾病状態ではストレスに対する身体反応に左右差が生じているのではないか」という仮定の下に、脈波伝播時間の身体左右差を測定する機器を製作した。本研究の目的は健常者における脈波伝搬時間の身体左右差の正常範囲を検討し、健康度評価法としての可能性を探ることである。大学生15名(22.7±0.94歳、右利き)を被験者として暗算問題を課し、安静時とストレス負荷時の左右の脈波伝播時間の変化を比較した。安静時にみられる左右差はストレス負荷時に小さくなった。また、その時の変化率は9名が右、6名は左のほうが大きかった。変化率の左右差は11%以内に収まっていた。今後の課題はめまい患者による測定,また課題の種類による変化の違いを検討することが挙げられる.
- 2011-09-19
著者
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平田 寿
静岡大学電子工学研究所
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杉浦 敏文
静岡大学電子工学研究所
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山田 雅大
静岡大学大学院工学研究科
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杉浦 敏文
静岡大学大学院 自然科学系教育部
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杉浦 敏文
静岡大学 創造科学技術大学院
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杉浦 敏文
浜松医科大学
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杉山 和義
静岡大学大学院工学研究科
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杉浦 敏文
静岡大学大学院工学研究科:静岡大学電子工学研究所
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杉浦 敏文
静岡大学創造科学技術大学院:静岡大学大学院工学研究科:静岡大学電子工学研究所
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