ステレオ視を利用した視覚障害者のための不連続床面認知の検討(視覚障害,聴覚障害及び一般)
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概要
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今日,視覚障害者の行動支援について多くの研究がなされている.しかしながら,ごく最近になっても視覚障害者がプラットホームから線路へ転落して死亡するといった事故が起きている.事故の重大さから考えると,歩行路上の障害物検出以上にプラットホーム端や下り階段を検出して転落事故を防止する行動支援が必要と判断される.筆者らは,視覚障害者の行動支援として,これまでにプラットホーム端や下り階段など足場が不連続に欠落するような場面での周辺状況認知を研究してきた.我々の手法では,ステレオ視を用いて前方3箇所の距離情報を時系列的に計測し,その距離ベクトルから利用者の行動と周辺状況の変化を同時に検出する.本稿では,距離ベクトル測定に基づいて,階段や障害物などの周辺状況および直線歩行・回転・停止などの人の動作の判断手法について説明する.また,人の動作と周辺状況の組み合わせ検出による視覚障害者のための周辺状況認知について議論する.
- 2011-07-28
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