エニセイ川流域北方林における地位指数,幹材積及び樹種構成の緯度による比較

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概要

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• シベリアの北方林地帯を流れるエニセイ川の源流域,中流域,下流域を対象に,地位指数,幹材積及び樹種構成と緯度との関係を,標高や永久凍土などの要因も併せて検討し,明らかにすることを目的とした。カラマツの平均地位指数は高緯度ほど低下し,源流域と下流域では約10mの差があった。幹材積も高緯度域で小さく,下流域は源流域の1/4〜1/3程度まで減少した。樹種構成は,高緯度や高標高地のカラマツが優占した林分から,低緯度のシベリアトウヒの優占度が高い林分まで植生遷移の様々な段階の林分が混在していた。

• 2009-01-30

著者

• 阿部 信行

  新潟大学自然科学系 阿部・村上研究室

• Danilin Igor

  International Institute For Forest Ecosystem Monitoring Siberian Branch Russian Academy Of Sciences

• 野口 絵美

  日本森林技術協会

• 畠村 良二

  日本森林技術協会

• SOKOLOV Vladimir

  Forest Inventory and Forest Use Laboratory, Siberian Branch, Russian Academy of Sciences

• Sokolov Vladimir

  Forest Inventory And Forest Use Laboratory Siberian Branch Russian Academy Of Sciences

• 阿部 信行

  新潟大学自然科学系

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