エリクソニアン心理療法と催眠における見立て
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概要
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見立ては,情報収集の機能を担い,心理療法の進む方向に影響を及ぼす。エリクソニアンのいう利用の土台は,見立てによって得られた情報から形づくられる。利用は,方法,技法,手立てを選択するさいの指針になる。見立ては絶えずおこなわれ,治療のどの段階でも毎回のセッションにおいても実施される。本稿では,見立てに関する事項について概観する。これらの事項には,患者が治療にもちこむ固有の特徴だけでなく,治療への準備性や期待という一般的な事柄も含まれている。見立てのこれらの特性は,臨床催眠とともに催眠を用いないブリーフセラピーにも有用である。
- 日本ブリーフサイコセラピー学会の論文
- 2009-12-31
著者
-
津川 秀夫
吉備国際大学心理学部臨床心理学科、たなかクリニック、吉備国際大学大学院臨床心理学研究科
-
菊池 安希子
国立精神・神経センター精神保健研究所
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菊池 安希子
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所
-
津川 秀夫
吉備国際大学心理学部心理学科
-
ギアリー ブレント・B
The Milton H. Erickson Foundation
-
妹尾 靖晃
ニキハーティーホスピタル
-
津川 秀夫
吉備国際大学
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