がん患者のケアを担う看護師のケアリング行動の実践に影響する要因の分析
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概要
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本研究の目的は,がん患者のケアを担う看護師のケアリング行動の実践に影響する要因を明らかにし,ケアリング行動の実践を促進するための支援についての示唆を得ることである.全国がんセンター協議会に加盟する5施設の看護師646名に自記式質問紙による留め置き調査を行った.回収率は70.9%で428人を分析対象とした.調査内容は個人属性,ケアリング行動の実践,自律性,生き方,自己効力感,自尊感情であり、記述統計、相関分析で解析した.その結果,ケアリング行動の実践との相関は,自律性(r=.602),生き方(r=.427),自己効力感(r=.277),自尊感情(r=.242),がん看護経験年数(r=.154),専門学歴(r=.055)であった.本結果から, ケアリング行動の実践を促進するには,ケアリング行動の重要性を認識させ,日々の看護実践の中でケアリング行動を実践するための支援と,看護師の自律性を構成する「認知能力」,「実践能力」などに着目した教育を行う必要があるとの示唆を得た.
- 2012-01-31
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