生理指標による職務拡大に関する研究(理論・技術)

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概要

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工程指向型である単純繰り返し作業と作業者指向型である職務拡大作業に関する先行研究は,生産性や心理特性を重視しており生理特性による評価は少ない.そこで本研究では,両生産形態において作業者の生理,心理特性を測定し,職務拡大作業の有効性を検証することを目的とした.実験課題はレゴブロックを用いた車の組立作業とし,心理指標として自覚症状しらべとNASA-TLX,生理指標として脳波と心電図を計測した.その結果,職務拡大作業では作業者の覚醒水準が高く維持され,心因性のストレスが抑制されるのに対し,単純繰り返し作業では脳波が徐波化し,活力や集中力の低下がもたらされることが明らかになった.本研究より脳波や心電図といった生理特性からも職務拡大作業の有効性が示唆された.
2011-10-15

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