Fletcher(1933)によりCosmopterix flavofasciata(ホソカザリバ)として扱われた標本の検証(鱗翅目,カザリバガ科)
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概要
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Fletcher(1933)によりCosmoperix flavofasciata(=C.attenuatella)として扱われた標本はインドにおいてスゲ科のハマスゲより得られたもので,以来この記録が本種の食草として引用されてきていた.ところが今回見つかったFletcherによる同定ラベルのついた標本は明らかに1933年出版の彼の成虫図とは一致するが,前翅形,触角や斑紋の特徴からホソカザリバとは別種と考えられた(腹部は紛失していて交尾器を調べることはできず、種名の決定には至らなかったが).したがって本種の食草の原典とされるFletcher(1933)の引用は不適切になる.わが国にもごく普通に生息し,世界中に広く分布する本種の信頼できる食草が未だもって判明していないということは不思議なことである.意外なところに答えはひそんでいるのかも知れない.
- 2011-10-11
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