任意の刺激分布を用いた心理物理学的な知覚判断特性の推定
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概要
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非線形な脳内過程の特性を推定する方法として,reverse correlation(RC),あるいはspike-triggered average(STA)がある.この手法は,生理学的なニューロン特性の解析には広く利用されているが,心理実験では比較的単純な知覚課題にしか適用されていない.これは,RCで利用できる刺激に強い制約がある上,被験者の知覚判断に非線形性が存在する場合には推定バイアスが生じるためである.本研究では,強い非線形性が予想される知覚判断の特性を,任意の刺激分布を用いて解析する手法を提案するとともに,計算機シミュレーションおよび実際の心理実験に適用した結果を示す.
- 2011-02-28
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